Profile
小野 明文(Akifumi Ono)
四日市工場 施設管理部 部長
1989年 入社
1989年~ 東芝・大分工場の施設技術担当
2008年~ 本社・半導体施設管理統括部門
2009年~ 東芝・大分工場 施設技術担当グループ長
2015年~ 現職
※インタビュー内容は取材時のものです。(2017年10月取材)
世界をリードする工場づくりを推進できる。
当社の四日市工場は敷地面積44万㎡、東京ドーム約10個分もの広大な土地に、現在5棟の巨大な製造棟を配し、5000名超の人々が携わっています。世界最大級のメモリ生産基地として、グローバル市場に製品を供給しています。ビッグデータやIoTの進化を支える当社製品への需要は加速的な拡大を続けているため、当社は今、最先端の3次元製品を量産する第6製造棟の建設を進めています。第一期工事は2018年夏に竣工。さらに2期・3期と拡充を予定しています。
この世界トップレベルの超巨大なファブコンプレックス(工場群)、その建設から施設の管理・運用、改善、環境保全まで、すべて責任を持って手がけていくのが、私たち施設管理エンジニアのミッションです。
常識を打ち破ったり、技術を転用したり、可能性は無限大。
私たちは、新工場建設を含め、工事の見積り・設計・施工管理に携わる「施設技術担当」、空調・電気・水などの製造工程への動力供給を手がける「施設管理」、廃棄物や化学物質の削減など環境業務全般に取り組む「環境保全」の大きく3部門に分かれて活動しています。
工場そのものの建設に関わる施設技術は、2次元の平面的な建設計画から3次元の立体的な建設工事へ、ものづくりの革新をドライブ。施設管理は、動力設備の企画から運転管理、保全、改善まで、一連の流れを統括。環境保全は、地域とのコミュニケーションを含めて、ベストなエコロジーを追究…といったように、それぞれ手ごたえの大きい業務に打ち込めます。
私の体験で話せば、水処理設備を担当していた時、それまでタブーとされていたインバーター制御の導入を提案。常識を打破して消費電力の低減に成功し、今ではそれがスタンダートになっています。最近も四日市工場では、エアコンでも利用されているヒートポンプ技術を応用して、蒸気を使わずに温水をつくる温水器を関係会社と連携して開発。新しい製造棟では標準設備になり、数億円のコストダウンを生み出しました。BCP(事業継続計画)に基づき、地震で揺れても影響を受けない高度な免震システムを採用。一辺300mクラスの巨大建築物の免震化を実現するなど、新しい技術・アイデアを積極的に取り入れて成果を挙げています。
経験よりも、「工場をつくりたい・進化させたい」という想いをお持ちの方と働きたい。
今回のキャリア採用では、当社で長くキャリアを積みたい・成長したいという方にこそ来ていただきたいと思っています。建築・機械・電気など、何らかの基礎知識があり、「ものづくりが好きで、工場をつくる仕事・工場を動かす仕事がしたい」と望む方であれば、学歴やスキル・経験は問いません。第二新卒の皆さんも大歓迎です。
入社後はOJTを軸に、一人ひとりにメンターがついてマンツーマンで親身に指導します。
・1年目は主担当の先輩のもとで、サブとして仕事の流れを覚えていく。
・実務経験を積みながら、3年を目処に独り立ちを目指す。この間、半期に7~8回の外部研修や勉強会にも参加して、幅広い技術を習得。
・建設系は機械や電気の設備を含めて工場づくりを統括できるプロジェクトリーダーを、施設系・環境系は動力・エネルギー、機械・電気・水・化学などファシリティ全般に強いエンジニアを、それぞれ将来の目標としてチャレンジを続けていく。
というのが、基本的なキャリアイメージです。
もちろん、工場の建設や施工管理、動力系や機械・電気・水処理設備など、施設管理エンジニアのスキル・経験をお持ちの方はより早い段階から、持ち味を発揮して活躍できる分野から担当していただきます。
さあ一緒に、世界が目を見張る工場をつくって動かしていきませんか。
私は30年近く、当社の工場の最前線で仕事をしてきました。先進的なものづくりと共に歩みながら、技術や製品が日進月歩の進化を続ける現場を目の当たりにしてきたのです。この体験から私は皆さんに、『最先端の製品をつくる工場をつくって動かす』当社の施設管理エンジニアほど、働きがいと将来性にあふれる仕事は、まず他にはないと言い切れます。
何より、当社の四日市工場は世界最大級のスケールと生産量を誇っており、産業界にとどまらず、広く国際社会の注目を集める存在です。言い換えれば私たちは、工場と設備や環境に関わる問題解決の先陣を切って、世界の模範になるような巨大工場を建設・運営・管理していく「得難い機会」に恵まれているのです。
業界未経験の方もプロに育てあげ、大いに活躍できる場を提供する体制も整っています。四日市工場のダイナミックなものづくりの現場をぜひ見ていただきたい。そして、お互いに納得のいくまで話し合ったうえで、世界が目を見張るモデル工場づくりを、ぜひ一緒に実現していきましょう。